看護師は「白衣の天使」といわれることもありますが、実際の仕事内容はタイトなものが多いのが現状です。
どの診療科で仕事をするかにもよりますが、特に病棟に勤務する場合は、大柄の男性をストレッチャーに移したり、患者を中腰で支えたりなどする必要があるため、体力勝負となる場面が多くなります。
看護師の仕事を体力面から考える場合、自分は学校の体育の成績が良かったから大丈夫だと考える人もいますが、学校の体育が得意だからといって、看護師に要求される体力があるとは限らないため注意が必要です。
看護師の仕事で特に必要になるのは、持久力です。
患者さんを身体面で支えるとともに、人の命を扱う現場で精神をすり減らす部分を補うためにも持久力などの体力がカギとなります。
看護師の中には、特に体力作りをしなくても、日々、仕事で病院の階段を上り下りして、毎日のように患者さんを支える仕事をしていたら、自然と必要な体力が身についたという人もいます。
それでも、自分の体をケアし、トラブルを抱えずに仕事を続けるためには体力作りが大切です。
看護師に必要な体力をつけるのに適している運動の一つは、ウォーキングです。ウォーキングは全身運動に適しているとともにリラックス効果も期待できるので、体力面と精神面の両方にメリットがあります。
また、患者さんを支えることで腰を痛める看護師も多いので、腰回りの筋肉を鍛える筋トレを定期的に行うことも効果的です。
加えて、腰を痛めずに患者さんを介助するやり方を学ぶことも大切ですので、ぜひ周りの先輩看護師に尋ねてみてください！